自分にできること

世界でいちばん長い写真

世界でいちばん長い写真

さらっと、軽く、読めました。誉田さんのお話は警察ものばっかり読んでたから、こういう爽やか青春系は、なんだかちょっと新鮮だし違和感。やっぱり誉田さんは誰かが殺されるとか、誰かが傷つく…ってお話じゃないと。と思ってしまってすいません。とにかく、清々しいお話でした。主人公のノロブーは冴えない男子だけど、ひとつの出来事がきっかけで、少しずつ少しずつ変わっていく。こういう、人の成長や変化みたいなの、好きだなあ。写真のお話だから、文章で描かれているとどうしても想像しにくい部分もあるけど、ああきっとこんな感じで、美しくて、キレイなんだろうなあって自分の中で想像して読むのも好き。ほんとに、まさに青春って感じのお話でした。