光の話はきれい

すべて真夜中の恋人たち

すべて真夜中の恋人たち

これも図書館にて。ずっと読んでみたいと思っていたので借りました。川上さんは「ヘヴン」以来。流れるように、流されるようにさらさらと進んでいくお話。描写は結構好きな感じなんだけど、わたしは冬子にあまり共感できず。聖の考え方にも共感できず。三束さんも、途中までは温かく見守っていようと思ってたけど、最後の最後、なにそれ、っていう。よく分からない。なんで?え?どうして?って思う部分がたくさん。でも、冬子の、儚い恋愛に関してはなんかちょっとだけ気持ち分かるというかなんというか。なんかね、ふとした、些細な描写に、ああなんか分かる、こういう感じ、ってところはある。でも、これは帯に書かれているような「恋愛の究極」なのか?と言われたら謎。そんな半々な気持ちで読了。