なんの救いもない

春から夏、やがて冬

春から夏、やがて冬

お久しぶりの歌野さんです。結末に、ああはいはい出たよ歌野さんのハッピーエンド!という感想。救いのないお話だなあと。でもこんな感じ、嫌いじゃないんです、わたし。読了後のなんていうか、ずーんって感じの重い感想。さすが歌野さん。どんでん返しを心待ちにしていると、物足りない感があるけど、それはとりあえず置いといて、さくさく読み進めていくと最後に、え何それそういうこと?っていう。末永ますみって何だったのかなあと思う。良い子なのか、バカなのか…。平田さんの人生はなんていうか、悲しいというか、切ないというか。そんなぐるぐるとした気持ちになりました。