玲子が見たもの感じたもの

シンメトリー (光文社文庫)

シンメトリー (光文社文庫)

3月になりました。今月もがっつり読書していこうと思います。
さて今日の読了はこれ。ついに文庫になったと思ったら、あっという間に読み終わってしまった。今回は短編集だったからさくさく読めてしまった。寂しい。あっという間。でも久々の姫川玲子、良かったです。やっぱりこのシリーズ大好きだわ。でもやっぱり、読み終わったあとに、短編じゃ物足りないなあと思う。がっつりなお話がいいなあ。表題作のシンメトリーも、題材としてはわたし的にものすごく興味深くて、もっと登場人物たちの細かい心の動きとか描写が見たいなあと思ったんだけど、短編だから細かい部分は省かれてたりして。それがなんかもどかしかったなあ。もっと、読みたいのにって。でも、そうやってもっとって思わせる誉田さんは、やっぱりすごいと思う。これ読んで、またストロベリーナイトソウルケイジが読みたくなった。近々読もうかな。姫川玲子はわたしの憧れだ。「……私が犯人だったら、こんな夜は、現場を見たくて仕方なくなるだろうって……そう、思ったから」痺れる。