青春ミステリっていうのがぴったりな感じ。初めて読みました、
貫井さん。帯に惹かれて、どんなどんでん返しが待っているのかと、期待しながら読んでしまいました。なので期待していたよりも、結末は案外あっさりしてた。え？そうなの？っていう驚きはあったけど、でもまあその程度で。すごく全体的に爽やかで、青春って感じが漂うお話でした。でもきれいにまとまっていて、後味はすごく良い。明日は晴れるって考え方、わたしはすごく好きだなあ。でもこのお話の核心を突くテーマはとても重くて、考えさせられる。偏見や差別。誰かのために何かをする。難しいし、自分はどうか？と問われれば思わず下を向いて目を逸らしてしまうようなテーマ。
貫井さんのお話は他にも読んでみたいなあ。
