落花しますか?

犯罪小説家 (双葉文庫)

犯罪小説家 (双葉文庫)

雫井さんは「犯人に告ぐ」以来かもしれない。相当読んでなかったなあ。久々の雫井さんのお話。最後までドキドキしました。どうなるの?なんなの?どっちなの?ってずっとドキドキ。ラストまで先が読めませんでした。そしてオノミツさんがほんとおおおにうざったくて。なんだこの人…って思いながら読んでました。わたしだったら、あんなキャラの濃いオノミツさんに自分の作品映画化したいって言われてもお断りしますな…。落花の会が、なんていうか、独特で不気味だったなあ。こういうのって現実にもあるのかなあ、なんて考えたり。なんかでもいま思えば最初から、待居さんて掴みどころなかったかも。わたしだったらそこ怒るんだけど…ってところで怒らなかったり。よく分からないなあ、この人…なんて思ってたんだよね。ほんと、いま思えばだけど。久々の雫井さん、楽しませて頂きました。