追うも警官、追われるも警官

笑う警官 (ハルキ文庫)

笑う警官 (ハルキ文庫)

これはですね、この前東京国際映画祭で見てきたんですよ。公開は、11/14なんですけどね。映画を先に見て、でもこの本は前々から気になってたのでこの機会にいっきに読みました。映画を先に見たから、登場人物の顔が全員浮かんできてそれはそれですごく読みやすかった。何より、映画と小説とでは多少話が違って、それもまた面白かった。やっぱり、原作がある映画とかっていうのは、ちゃんと原作を読んだ方がいいね。幻滅する場合もあるけど、原作を読むとより深い話を楽しめる。これがそうでした。映画のワンシーンが頭に浮かびながら読み進めて、映画にプラスされた部分と映画では端折られた部分とを比較しながら読みました。すごく面白かった。これこそ警察小説だなあと。真髄だなあと思いました。こういう警察小説、大好きです。道警シリーズは全部読みたいなあ。警察小説好きのわたしとしては、この作品に出会えたことを嬉しく思います。
ちなみに、映画の舞台挨拶で松雪泰子さんや宮迫博之さんを生で見れてすっごく感動しました。