ロマンはどこだ

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

さてがつがつ読んでいきますよ!訳あって今会社を休んでいるので、こういうのも一日で読めちゃいます(笑)
ってことで、オススメされたこの本を読んでみました。伊坂さんのはあんまり…っていうか全然読んだことなかったな。前に重力ピエロを友達に借りて少し読んだけど、何だかとっつきにくいというか何と言うか…で、読むのやめちゃったんだよね。そこから伊坂さんの本はあんまり良いイメージなくて読んだことありませんでした。完全なる先入観ですね、すいませんでした(笑)
この陽気なギャング〜は、一言、面白かったです!何より4人の強盗たちのキャラクターが強すぎて面白い。ここまでキャラクターがしっかりしてると、読んでてすごい気持ち良いし分かりやすい。物語の情景や様子を語るというよりも、ほぼこの4人の強盗たちのとんとん進む会話で成り立ってるようなお話だなあって思いました。その会話が実に愉快で面白い。とんとん進んでいくから衝撃も大きい。最後の最後に、そういうことかあああ!っていう衝撃がありました。こういうの大好きだわー!そういえば、そんな伏線あったなあって、ああそうかって思うところが多々あって、そのたびに小さな衝撃がいくつも起こり。面白かったです。このシリーズの2作目、陽気なギャングの日常と襲撃も読んでみようと思います。
やっぱり、先入観やイメージだけで食わず嫌いをするのはダメですね。どんな作家さんの本も、まずは読んでみる!これ教訓にしよ。