決して悲しい話ではない
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/05
- メディア: 単行本
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久々にハードカバーで読んだ。絶対泣くだろうなって思って読んだけど、案の定泣いた。でも、これは決して悲しいだけの話ではないんです。そこに、ちゃんと希望があるんです。ここに出てくる人達は皆、余命あとわずかだったり、心に重い病気を抱えていたり、悲しいなって思ってしまうんだけど、絶対に読んだ後、希望が見える。重松さんのお話はそういうお話が多い。だから好きなんだよなあ。やっぱり描写が綺麗だと思いました。読んだ後、一番泣いたのはヒア・カムズ・ザ・サンでした。お母さんの気持ちがなんかもう無理だった。一番最後まで読んでてびっくりしたのが、お話がリンクしていたということ!リアルにおおお!ってなりました。こういうの好きです。本当、良いお話を読みました。