向こう側

エイジ (新潮文庫)

エイジ (新潮文庫)

どうしても今月中にもう一冊読み終えたくて二日で読んだ。いや、違うな。重松さんの本だから、二日で読めた。この「エイジ」は読むのは二回目。また読みたくなって読みました。やっぱり、重松さんの文章は良いなあ。これ、重松作品を読むたびに言ってる気がするけど。主人公は中学二年生の男の子で、舞台は東京のとある中学校で。だから、今のわたしとは全然関係のない立場の人たちがたくさん出てきたけど、すごく、共感する部分と深く考える部分があった。重松さんのお話っていつもこう。分かる。すべてを理解しているわけではないけど、分かる。いつも、主人公のぼくやわたしに、きみの気持ち分かるよって思いながら読んでしまう。エイジ、すごく好きだなあ。ツカちゃんも。タモツくんも。それからタカやんも。分からないけど、分かるよ。わたしにもいつかこういう日があったのかな。キレるっていう言葉が流行ったの、懐かしいな。うまく言葉に表せないけど、いろんなことを考えました。重松さん、ほんとだいすき。